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講演会

講演会一覧表
スケジュール表

▼タイムスケジュール・2月9日(木)

2月9日(木)

時間
2月9日(木) 13:00〜16:00
NO.5
会場:第3会議室

航空機を支える軽金属

主催:(一社)軽金属学会
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軽金属学会の紹介
軽金属学会 東海支部 支部長、名古屋大学 大学院工学研究科 物質プロセス工学専攻 教授 小橋 眞
一般社団法人軽金属学会はアルミニウム・マグネシウム・チタンなどの「軽金属に関する学術・技術の進歩発展を図り、工業の発展に尽くす」ことを目的として、1951年(昭和26年)に発足した軽金属に関する我が国唯一の学術団体です。これらの目的を達成するために以下の6項目の具体的活動を実施しています。
(1) 研究会、学術講演会等の開催, (2) 国内外における研究協力・連携の推進, (3) 学会誌、学術図書等の刊行, (4) 研究及び調査の実施, (5) 研究の奨励及び研究業績の表彰, (6) その他、本学会の目的を達成するために必要な事業
講演会では東海支部を中心に、これらの活動をご紹介します。
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航空機用アルミニウム材料の歴史と今後の動向
超々ジュラルミン研究所 吉田 英雄
ドイツでアルミニウム,銅,マグネシウムの合金であるジュラルミンが開発されて,それがツェッペリン飛行船に搭載されて以降,鉄や木材に代わって各種の航空機に採用されていった。戦前の日本は航空機大国で,アルミニウムの用途の大半は航空機であった。こうした航空機の発達とともに,合金についても海軍から世界最高強度の合金開発が要求され,これに応えたのが住友金属の五十嵐勇博士らである。彼らはジュラルミンに亜鉛を添加した超々ジュラルミンESDを開発し,それまで最高強度が450MPa級であったのが超々ジュラルミンでは600MPa級の強度が得られた。特に材料開発で問題とされた応力腐食割れではクロムを添加することでそれを抑制できた。この合金が零戦主翼に採用され航空機の軽量化に大きく貢献した。米国は無傷の零戦を捕獲してその秘密を解き明かし,アルコア社に超々ジュラルミンと同等な合金を開発させた。これが戦後の代表的な航空機合金となった7075で,戦後の合金開発はこの7075をベースに大きく発展した。戦後の合金開発動向についても紹介する。
航空機用金属材料の加工・接合技術
川崎重工業(株) 航空宇宙システムカンパニー 航空宇宙ディビジョン
技術総括部 技術開発部 材料技術課 基幹職 阿部 渉
航空機には軽量化や信頼性等の厳しい要求があり、材料および機体構造には他の輸送機器分野とは異なる特徴がある。本講演では航空機の材料や機体構造の特徴を紹介するとともに、アルミ合金やチタン合金等の金属材料に対して、厳しい要求を満たすために航空機の機体構造製造で採用されている代表的な加工・接合技術(ストレッチ成形、削り出し、ショットピーニング、溶接等)について紹介する。また、最新の金属材料の加工・接合技術の動向についても簡単に触れる。
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航空機用鋳物とその鋳造技術
(株)神戸製鋼所 素形材事業部門 大安製造所 鋳鍛開発室 主任研究員 田中 敏行 氏 
アルミニウム、マグネシウム鋳物合金は戦前より軍需関連の航空機用部材に適用されており、近年では防衛関係だけでなく民間航空機用部材にも適用範囲が広がっている。鋳造品は多数の部品からなる組立品を一体で製造できるため、航空機用部材の軽量化、低コスト化に対して非常に有効な手段である。最近では3Dモデリング技術、流動凝固解析技術の発展により、大型薄肉鋳造品への適用が可能となっている。本講演では、航空機に使用されているアルミニウム、マグネシウム合金鋳物とその鋳造方法について紹介する。
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チタン合金の航空機構造への適用について
(株)SUBARU 航空宇宙カンパニー 研究部 材料研究課 谷嶋 真一
航空機構造の特徴とチタン合金の特性について述べる。航空機構造の軽量化のために、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を大規模に用いる航空機が増加している。CFRP構造にはチタン合金を用いた接合部品が数多く用いられており、その背景についてチタン合金の持つ特性の側面から紹介する。航空機にチタン合金を使用するにあたっての課題について述べる。ユーザーにとって航空機は輸送ビジネスを経営するための道具であり、その機材のコスト低減の要求は強い。チタン合金のコストについて事例を紹介する。
時間
2月9日(木) 10:15〜11:30
NO.6
会場:第3会議室

あいち新エネルギー産業講演会・交流会2023

主催:愛知県
愛知県では、県内企業に対して、今後市場規模の拡大が見込まれる新エネルギー産業への事業参入を促進している。
本セミナーでは、新エネルギー関連産業に携わる県内事業者から事業参入の参考となる取組事例を紹介いただくともに、講演後には、講師と参加者との交流会を行う。
異業種から水素事業参入 〜小型水素ステーション× FCVカーシェア〜
(有)位田モータース 取締役 位田 幸司
次世代型小規模メタン発酵システムの開発
(株)豊橋バイオマスソリューションズ 代表取締役社長 熱田 洋一
交流会
講演内容の詳細はこちらをご覧ください。(愛知県のホームページにリンクします。)
時間
2月9日(木) 10:20〜15:50
NO.7
会場:第7会議室

中小企業のものづくりのこれから

生産技術がいなくても失敗しない自動化 〜協働ロボットの成功事例〜
(株)ロボカル 取締役 CTO 日比野 学
ロボットとは多品種少量生産のための省力化装置である
〜中小企業におけるロボット導入の課題とポイント〜
丸工業(株) 代表取締役 丸 正
中小企業へロボット導入を勧めると「うちは多品種少量生産だからロボット化は困難だ」とか、「うちは一品物を生産しているからロボット化は無理」などということをよく聞く。しかし元来ロボットとは生産の多品種化に対応するために開発された設備である。自動車メーカ等が多くのロボットを活用しているが、それは高機能のロボットを簡易の自動機械として活用しているに過ぎない。如何にしてロボットをロボットとして活用していくかが今後の中小企業の強みとなっていくのである。
色彩連想カラーアソシエーション体験
インテグレスター(株) Corporate Associator 加藤 ひとみ
生産年齢人口の減少は、人材育成が最重要課題です。リクルートの成功、定着率の向上、適材適所の実施配置、事業方向性、新事業クリエイト、課題解決の助力としてカラーアソシエーションを施策応用しませんか?
ソフトロボットが拓くしなやかな未来
〜「いいかげん」が「よいかげん」に働く新しい考え方〜
東京工業大学 工学院 教授 鈴森 康一
これまでのロボットは硬い金属製のボディと緻密なプログラムから構成され、パワー・精密・効率を追求してきました。その結果産業界で大きな成功を収めてきましたが、一方、赤ちゃんをやさしく抱きしめるといった行動はまだうまくできません。そんな従来のロボットでは難しかった課題の解決にチャレンジする、ソフトロボットに注目が集まっています。ソフトロボットは、いいかげんさやあいまいさを活用する、従来のロボットとは逆の発想で生まれたロボットです。講演ではソフトロボットの考え方の面白さを多数の実例とともに紹介するとともに、この考え方を展開することで、これからの科学技術の方向性を考えてみたいと思います。
千葉大学スタートアップのドローンメーカとコンソーシアム活動および産業振興
(一財)先端ロボティクス財団 理事長 千葉大学 名誉教授 野波 健蔵
千葉大学発のスタートアップであるACSLの創業から上場へ、そして、ミニサーベイヤーコンソーシアム設立から日本ドローンコンソーシアムへの改組、そして、現在まで。さらに、新たな新会社設立と展望について、約四半世紀のドローンの研究開発から製品化までの講演者の経験則を中心に、「ものづくり」の神髄について紹介する。
筑波大学 マニピュレーション・システム研究室における研究紹介
― 大学での研究は試しの場 ―
筑波大学 システム情報系 教授 相山 康道
産業用ロボットを使ってジェンガゲームをする、ロボットで物を放り投げて目的地へ飛ばす、在宅勤務しながらロボットを操作する、等々、大学で行っている様々なチャレンジを紹介します。できるのかできないのか、どうやったらそんなことができるのか。大学ではいろいろな発想でいろいろなことを試すことができます。そんな中から未来のものづくりに役立つアイディアが生まれてくることを願って・・・
製造業M&Aの未来
〜製造ラインターンキー受注、製造業DXをM&Aで実現する〜
(株)日本M&Aセンター M&Aディールマネージャー 山田 圭
(株)日本M&Aセンター M&Aコンサルタント 安島 峻平
人口減少が進み、生産性の向上が求められる近年、省力化設備・工場のIT管理は一般的に。自動車業界では車載品の電動化が進み、部品点数が減少する一方で加工工程が減少し、複数の設備を組み合わせた組付け工程(ライン)が増加傾向。生産性向上の為のIT化・省力化設備メーカー様への期待値は向上しています。事業規模問わず、ITを用いた工場管理が一般的になっている中で、マンパワーが足りなかったり、用地が足りなかったり、ノウハウがない等の理由で中々、対応できないとのお声を聞きます。これらの課題はM&Aで解決すべく事例を用いて紹介します。

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