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講演会・セミナー・ワークショップ

10月24日(金)

時間
10月24日(金) 11:00〜12:30
NO.22
会場:セミナー会場1

日本のものづくりの将来を占う

鴻海(ホンハイ)精密工業 特別顧問 、ファインテック(株) 代表取締役社長、東京大学 名誉教授 中川 威雄
日本の製造業は、バブル崩壊後の失われた20年に、誠に厳しい試練の時期を体験し、しかも今もその状況が解消したわけではない。この時期、量的拡大が期待できなくなっただけでなく、多くの製造業が海外に展開し、空洞化と言われる事態を招いている。さらにこれからの日本は少子高齢化と人口減少が加速する中で、韓国や中国などアジア新興国が、ものづくりの実力をつけ、日本と対等に競争できる分野も増えてきた。大学で長くものづくりの研究を行なってきた私は、これまで多くの日本の製造業を見てきたが、縁あって今や中国最大の製造業となったFOXCONN社の急激な発展を身近に見てきた。今回、これら自らの体験を紹介するとともに、日本のこれからのものづくり産業の将来を大胆に予測してみることとした。当然のことながら、世界の製造業の大きな流れを考えると、厳しい事態を覚悟して対処しなければならない。
時間
10月24日(金) 10:30〜12:30
NO.23
会場:セミナー会場3

バイオミメティクスがもたらす技術革新

10:30〜10:50
下村 政嗣 氏 穂積 篤 氏
バイオミメティクス研究開発の国内外動向
千歳科学技術大学 総合光科学部 教授 下村 政嗣
(独)産業技術総合研究所 サステナブルマテリアル研究部門 研究グループ長 穂積 篤
バイオミメティクス(生物模倣技術)とは、生物の持つ特異な構造や機能、さらには形成プロセス等から着想を得て、新しいパラダイムにもとづく技術を開発し持続可能性に寄与する総合的エンジニアリングである。本講演ではバイオミメティクスの国内外の研究開発動向と、生物学・博物学と材料工学・その他の工学とを情報工学を介して連携させる学際融合に基づいた我々の新しい取り組みについて紹介する。
10:50〜11:15
ナノスーツ(NanoSuit®)法による生体の生態観察
〜生きたままの生物を高倍・高解像度で電子顕微鏡観察する〜
浜松医科大学 医学部 教授 針山 孝彦
超微細構造を観察できる電子顕微鏡だが、生物を高真空に曝すと体内のガスや液体が奪われ収縮し、微細構造も変形する。種々の方法が開発され、生きた状態を反映しているであろう死んだサンプルを観察してきた。我々は、種々の実験の中から、特定の生物が電子顕微鏡内で一定の間、生命維持できることを発見した。生物がもつ細胞の外側にある物質(ECS)が、電子線重合によって極薄い薄膜の服−NanoSuitの素材となっていて、全身を覆っていることを突き止めた。これをバイオミメティクスによってECSをもたない生物にも適用できるようにし、生きたまま電子顕微鏡観察できるようにした。
11:15〜11:40
長谷山 美紀 氏 小川 貴弘 氏
発想支援型検索システムとバイオミメティクスデータベース
北海道大学 大学院情報科学研究科 教授 長谷山 美紀
北海道大学 大学院情報科学研究科 助教 小川 貴弘
バイオミメティクスは、生物の構造や機能から着想を得て、新しい技術を開発する科学技術である。膨大な生物学データから工学へ繋げる発想支援が重要な役割を担うとされ、新しい画像検索基盤の実現が開始された。生物データベースに含まれる大量の画像を活用することで、テキスト情報による検索の限界を超えた『バイオミメティクス検索基盤』を実現する試みである。本検索基盤は、今まで昆虫や鳥類、魚類など個別のデータベースに蓄積されたデータを統合し、材料科学や機械工学など広く工学研究者や産業界の利用を可能とする。本講演では、上記検索基盤について紹介し、生み出される工学的発想について議論する。
11:40〜12:05
浦田 千尋 氏 穂積 篤 氏
生物に学んだ多機能性表面の創製
(独)産業技術総合研究所 サステナブルマテリアル研究部門 研究員 浦田 千尋
(独)産業技術総合研究所 サステナブルマテリアル研究部門 研究グループ長 穂積 篤
生物の表面は、分泌液/物質を継続的に分泌することにより、その優れた表面機能(濡れ、摩擦、自己洗浄、修復等)を長期間維持している。当研究室ではこのような生物の分泌機能に倣い、様々な多機能性皮膜を開発している。本講演では、その一例として、耐食性に優れた有機-無機ハイブリッド皮膜を紹介する。本皮膜は、有機種(アルキル鎖)と無機種(シリカ)が交互に重なった、層状構造を有しており、層間に様々なゲスト種を導入可能である。このため、皮膜最表面が優れたはっ水性を示す他、層間に防錆剤を導入することが可能である。これらの相乗効果により、本皮膜を塗布した銅基板は、塩水噴霧後(1000時間)も、初期の金属光沢を維持することが明らかとなった。
12:05〜12:30
生体表面の持つ多機能性の活用 〜モスアイフィルムを例にして〜
三菱レイヨン(株) フェロー 魚津 吉弘
モスアイ表面は100nm程度の大きさのナノパイル構造よりなっており、理想的な反射防止構造を有している。その構造は蛾の複眼の表面構造と類似しており、バイオミメティクス材料の代表例とされている。モスアイ表面は反射防止特性だけでなく、超撥水特性や超親水特性を発現する。また、研究を進める上で、昆虫類がその表面に付着することができないことも最近確認されてきた。この特性は害虫コントロール技術への応用が考えられ、農業分野・建築分野への応用も期待されている。本講演ではモスアイ表面を代表例として、生体表面の多機能性の活用に関して解説する。
時間
10月24日(金) 10:30〜16:40
NO.24
会場:セミナー会場5

これからの自動車産業とものづくりを考える
〜欧州、日本の部材軽量化のための塑性加工技術〜

共催:(一社)日本塑性加工学会鍛造分科会
10:30〜10:35
開会の挨拶
名古屋大学大学院 工学研究科 教授 石川 孝司

10:35〜11:15
トヨタの鍛造分野の取組みと自動車部品の軽量化
トヨタ自動車(株) 鍛圧・表改生技部 部長 太田 昌貴
昨今、自動車にとって燃費や環境は一層重要性を増しており、軽量化はそのための重要な課題である。一方で、その技術をグローバルに安価で展開できることも必須の要件である。今回はこれらに対する、鍛造分野での生産技術の取組みについて述べる。
11:15〜11:55
自動車の環境対策に求められる材料・塑性加工技術
日産自動車(株) パワートレイン生産技術本部 塑性加工エキスパートリーダー 藤川 真一郎
CO2削減や省エネルギー対策など、自動車産業に求められる環境問題は年々大きなものとなりつつある。そんな中、自動車の車体や構成部品の生産技術の改善でこの環境問題に貢献できることも少なくない。本講演では、CO2削減に大きく貢献する自動車のゼロエミッション技術の解説と、車両の軽量化、フリクション低減、生産工場の省エネなどの環境問題に寄与する材料および塑性加工技術の事例紹介を行う。
12:50〜13:50 【逐次通訳】
Composite and Geometrically Graded Profiles for Lightweight Applications
軽量化部品のための複合化、傾斜機能構造部品
ドルトムント工科大学 教授 Erman Tekkaya(ドイツ)
車両重量の増加により、エンジン効率の低下とCO2の増加を起こし、製品のライフサイクルでは、一次エネルギーとリサイクル重量の増加につながる。負荷条件に基づく形状最適化のための機械加工は、使用段階で製品重量とCO2を減らすが、一次エネルギーの節約にはならない。しかし、革新的な成形プロセスを通じて、両方のメリットを利用できる。本報告では、材料と一次エネルギー消費の節約が同時に可能な軽量輪郭構造体を創成するための最新の成形技術を紹介する。また、革新的な成形技術により、連続的あるいは不連続的に強化された傾斜機能構造などの優れたチャレンジ性を有するプロセスの詳細を説明する。
13:50〜14:50 【逐次通訳】
Friction stir welding as an effective alternative technique for light structural alloys mixed joints
軽量化部材の効果的な締結技術としての摩擦撹拌接合
パレルモ大学 教授 Fabrizio Micari(イタリア)
航空、自動車および輸送産業における軽合金構造材の使用の増加は、研究者に革新的な部材生産の新たな解決策を見つける駆動力となっている。エンジニアは、種々の機械的、熱的、化学的特性によって特徴づけられる、異なる合金からなる接合部材を溶接する時に起こる問題の解決挑戦している。 本講義では、アルミニウム、マグネシウムとチタンなどからなる異なる接合部材を生産する最も一般的なプロセスとして溶解と固相接合の概要を示す。この時、金属間加工物の形成を避けるためにプロセス・パラメータの選択に特別な注意が必要である。
15:10〜16:10 【逐次通訳】
Weight reduction in automobile bodies and power-trains
自動車のボディーおよびパワートレインの軽量化
バーミンガム大学 教授 Trevor Dean(イギリス)
廃棄物の低減や、陸上輸送の世界的に広がりに対して環境的に許容しうる貢献の手段として、成形品の品質保証を可能にするプロセスを開発したり、高強度化により重量の軽減が可能な部品の拡大などを目的として活動している。本レゼンテーションでは、その目的といくつかの成果を以下の(1)〜(4)に示す。(1)生産時の材料歩留りが高く、実働時の重量低減の可能性とする高強度・精密歯車、(2) 低応力部位は低密度にて、単一材料より軽量なバイメタル鍛造部品、(3)合金設計によりリーンバーンエンジンに適した高性能なバイメタル精密鍛造ピストン、(4)自動車や乗り物に適した高性能で複雑形状を有するアルミ合金シート製軽量部品
16:10〜16:40
質疑および総合討論
座長 大同大学 工学部総合機械工学科 教授 五十川 幸宏

時間
10月24日(金) 11:00〜12:00
NO.25
会場:セミナー会場2

”つながる”新産業創出セミナー第1セッション
セキュリティ概論〜セーフティとセキュリティの両立を目指して〜

共催:中部経済産業局、東海総合通信局
製品のネットワーク化による新たな脅威と対策
名古屋大学 情報基盤センター 情報基盤ネットワーク研究部門 教授 高倉 弘喜
近年、モノのインターネット(Internet of Things: IoT)が注目を浴びている。これまで個々に動作していた機器が連携することで、低いエネルギー消費を維持しつつ、利便性を向上させることが可能となる。一方、現在のインターネット技術における頻繁な不具合の修正とソフトウェア的に短い製品寿命が、IoTが求めるレベルを満たしておらず、特にセキュリティに関する課題が残っている。本講演では、IoT技術の活用に際して、実例を挙げながら考えねばならない点について述べる。
時間
10月24日(金) 12:45〜14:05
NO.26
会場:セミナー会場2

”つながる”新産業創出セミナー第2セッション
財産を活かすセキュリティ〜5年後後悔しないために〜

共催:中部経済産業局、東海総合通信局
12:45〜13:25
組込み製品をめぐる知財制度の活用と知財リスク
小島国際特許事務所 弁理士 平岩 康幸
中堅・中小企業が自社技術を組み込んだ製品や他者の技術を利用した製品を国内外に販売するに当たっては、特許制度を活用すると共に知財をめぐるリスクについて認識する必要があります。特許出願するかノウハウとして守るか、商談から開発・取引契約における知財リスク、権利侵害への対応など、組込みものづくりにおいて生じる知財の問題について分かり易く解説します。
13:25〜14:05
中京銀行におけるセキュリティ対応
〜銀行のシステムリンクへの対応とお客様にお願いするセキュリティ対策〜
(株)中京銀行 執行役員 事務統括部長 堀田 晃
現在、金融機関としてシステムリスク対策を強化していますが、残念ながら不正送金事犯が発生しています。愛知県内では平成26年6月末で不正送金被害額が約8,939万円と昨年1年間分の不正送金額に届く現状です。個人のお客様に加え、法人の被害も急増しています。本講演では、インターネットを利用した金融サービスを、より安全にご利用いただくために、銀行のシステムリスクへの対応とお客様にお願いするセキュリティ対応について述べ、両者の協力で更に強化されるセキュリティについてお伝えします。
時間
10月24日(金) 14:20〜16:20
NO.27
会場:セミナー会場2

”つながる”新産業創出セミナー第3セッション
かしこく実現する新しい企業スタイル〜会社の成長を止めないために〜

共催:中部経済産業局、東海総合通信局
14:20〜15:00
サイバーセキュリティの最前線〜インシデント対策センター NICTER〜
(独)情報通信研究機構(NICT) ネットワークセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室 主任研究員 衛藤 将史
インターネットが社会インフラの一つとなった現在、サイバー攻撃の対象は個人、一般企業のみならず、政府、金融機関、重要インフラ等にまで広がっています。攻撃の手法は複雑化の一途をたどり、リモート侵入やメール、Webを介したサイバー攻撃が常態化しています。本講演では、サイバー攻撃の現状について、なりすまし攻撃、遠隔操作ウイルスといった事例を用いながら解説するとともに、NICT が取り組 んでいるインシデント対策センター NICTER とその関連技術について、可視化技術によるデモを交えながら紹介します。
15:00〜15:40
クラウドの基礎知識とセキュリティ対策〜クラウドを賢く活用するために〜
経済産業省 商務情報政策局情報セキュリティ政策室 室長補佐 上坪 健治
本年3月、経済産業省では「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン」を改訂しました。本講演では、前半部分でクラウドサービスとは何か?という導入部分から話を始め、主にセキュリティ面からクラウドサービスのメリットとデメリットをご説明します。後半部分では、本ガイドラインの趣旨と概要について中心にご説明するとともに、改訂によって生じた主要な変更点についてもご紹介します。
15:40〜16:20
生産工程における制御システムセキュリティ対策
(一財)日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC)情報マネジメントセンター 副センター長 高取 敏夫
サイバー攻撃の脅威から産業用オートメーション及び制御システム(IACS:Industrial Automation and Control System)をどのように守るか、制御システムのセキュリティマネジメントシステムの必要性について概説する。
時間
10月24日(金) 13:00〜15:40
NO.28
会場:セミナー会場1

自動車用CFRPの技術開発−現状と課題−

協力:名古屋大学ナショナルコンポジットセンター
13:00〜14:00
次世代自動車への課題とトヨタの取り組み
〜自動車のイノベーションと軽量化、CFRPへの期待〜
トヨタ自動車(株) 材料技術統括室 主査 野田 克敏
持続可能な社会実現のためには、石油消費量、CO2排出量の低減を可能とする次世代環境車が不可欠である。1997年のプリウス発売以降、燃費とドライビング性能を両立するハイブリッド技術の開発に注力し、その拡販、また、電気自動車を始め、燃料電池車へ展開してきた。その中での今後の課題、電動化、軽量化、知能化について概説する。特に軽量化については、CFRPの現状と、LFAにて経験したトヨタの取り組みと、今後の期待について述べる。
14:00〜14:50
ヨーロッパにおけるCFRPの生産技術
Cannon S.p.A Automotive Business Manager 外山 寿
昨年市販が開始されたカーボンファイバーコンポジットカーの開発背景を中心にヨーロッパでCFコンポジット成形がどのように進められてきたか、弊社イタリアCANNON社が2000年から開発してきたRTMのプリフォーム、HPRTM、Liquid Laydownの技術と設備、CFコンポジットのリサイクルCRESIMプロジェクトについてご紹介いたします。
14:50〜15:40
CFRP活用次世代自動車の展望
〜電気自動車に採用した初の量産車用CFRPモノコック紹介〜
山根健オフィス 代表(BMW Japan 技術顧問) 山根 健
次世代自動車の重要な一角を担う電気自動車は、最新の電池を採用しても航続距離は内燃機関自動車に遠く及ばないのが現状である。これは、蓄電池のエネルギー密度が石油燃料に対し低いためである。一方、電池のコストは非常に高く、それが電気自動車の車両価格を押し上げている。これらの問題を解決するために、CFRPモノコックを用いた専用車両を設計した。CFRPモノコックの量産のために新たな製造システムが導入された。
時間
10月24日(金) 13:00〜16:15
NO.29
会場:セミナー会場4

最新の表面改質技術による自動車用部材の開発

共催:(一社)表面技術協会 材料機能ドライプロセス部会,高機能トライボ表面プロセス部会
13:00〜13:45
表面改質技術の最前線 〜気相合成炭素系材料を中心として〜
千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 教授 坂本 幸弘
近年、炭素系材料は低環境負荷材料として、フラーレンに始まり、ナノチューブ,グラフェンと進展してきており、数々の特性が明らかにされてきており、応用への期待が高まってきている。表面改質技術としてもDLC(ダイヤモンドライクカーボン)が応用の領域に入っており、ISO化についても検討されている。この様な気相合成炭素系材料として、CVDダイヤモンド,窒化炭素を中心に密着性改善を目的とした複合硬化処理などの最近の成果について報告する。
13:45〜14:30
超高速DLC成膜技術の最先端
〜マイクロ波励起・高密度・基材近接プラズマの活用例〜
名古屋大学大学院 工学研究科 機械理工学専攻 准教授 上坂 裕之
マイクロ波励起・高密度・基材近接プラズマを紹介し、その活用事例として細穴内面へのDLC成膜技術、一品処理に対応可能な100μm/hを超える超高レートでのDLC成膜技術について解説する。
14:45〜15:30
ラジカル窒化とその応用
日本電子工業(株) 技術開発部 副部長 近藤 恭二
弊社では、1993年に新しいプラズマ窒化装置として、「ラジカル窒化装置」を住友金属鉱山(株)と共同開発をして、装置販売と受託加工を行ってきた。また、ラジアル窒化とPVDやDLCとの複合硬化処理を実用化してきた。 本講演では、ラジカル窒化の原理や特徴とその応用例などを紹介する。また、ラジカル窒化処理と硬質皮膜処理との複合硬化処理の応用例についても紹介する。
15:30〜16:15
DLCの技術動向とその応用
日本アイ・ティ・エフ(株) 取締役 辻岡 正憲
DLC(ダイヤモンドライクカーボン)は、低摩擦、耐摩耗性、耐焼きつき性という特徴を有しており、自動車の低燃費化、機械部品の省エネ化、省資源化、潤滑油レスによる汚染防止など地球環境問題の解決策の一つとして大いに期待されており、その開発、実用化は一層加速されている。しかしながら、製法や原料によって得られるDLCの構造や特徴は様々であり、部品への適用においては、その構造と特徴を理解することがより重要になっている。本講演では、種々のDLCの分類、特徴およびその応用事例について解説する。
時間
10月24日(金) 13:15〜16:00
NO.30
会場:セミナー会場3

航空・宇宙産業を支える軽金属

共催:(一社)軽金属学会東海支部
13:15〜13:55
航空機用軽金属材料の動向と課題
大同大学 工学部 総合機械工学科 教授 平 博仁
航空宇宙分野では最近炭素繊維強化複合材料(CFRP)が進出し、アルミニウム合金と激しい競合が行われている。チタン合金についてはむしろCFRPと補完しあう動きがみられる。 それらの全般的な材料の適用動向を述べるとともに、軽金属側のCFRP進出への対抗内容、すなわち新しい機能特性を持つ合金の適用、部品の大型化とそのための技術課題の検討、表面技術の課題と開発について述べる。
13:55〜14:35
航空機用アルミニウム合金開発の歴史と今後の展望
(株)UACJ 技術開発研究所 顧問 吉田 英雄
戦前の航空機と共に発展してきた航空機用アルミニウム合金、ジュラルミン、超ジュラルミン、超々ジュラルミンの開発の歴史と零式艦上戦闘機などへの適用を述べる。戦後は初の国産機YS11の実用、,米国のB767,B777,B787機体の共同開発を経て、最近では国産旅客機MRJの開発や防衛省向け大型機XP-1, XPC-2の開発がなされ、ようやく国産機の復活の兆しがでてきた。戦後のアルミニウム材料開発の歴史を振り返り、今後の展望を明らかにする。
14:40〜15:20
航空機向けチタン合金とその鍛造技術
(株)神戸製鋼所 鉄鋼事業部門 チタン本部 チタン研究開発室 室長 長田 卓
近年,チタン合金は比強度の高さを活かし、航空機部品への適用が拡大している。一方で、チタン合金において所望の部品特性を得るには特に熱間鍛造での温度・歪の制御が重要である。チタン合金の鍛造技術ならびに変形解析を活用した鍛造工程設計について解説するとともに、独自開発合金による鍛造品の試作事例を紹介する。
15:20〜16:00
航空宇宙機器における材料・加工技術
三菱重工業(株) 技術統括本部名古屋研究所材料・化学研究室 主席チーム統括 高橋 孝幸
比強度が求められる航空宇宙機器には古くからアルミ、チタンなどの軽合金が多用されており、部品形状・生産性などを踏まえ板金成形、機械加工,溶接などの加工方法が使い分けられている。本講演では、航空宇宙機器の構造、要求事項を概説しながら、適用される材料・加工技術の変遷、現状について紹介する。

出展者ワークショップ

時間
10月24日(金) 14:30〜15:10
WS13
会場:セミナー会場7

【ス】3Dプリンターを活用したものづくり支援サービス

(株)JMC 営業グループ営業 宍戸 勇斗
製造業において大きな話題となった3Dプリンター。そのインパクトとは対照的に、まだ実力や活用法に関する情報は少ない状況です。セミナーでは、事例紹介を通じて、3Dプリンターの活用法や装置購入の是非について解説します。
時間
10月24日(金) 15:30〜16:10
WS14
会場:セミナー会場7

【セ】製品の安全性試験 その他燃焼・破壊試験場のご紹介

日本カーリット(株) 危険性評価試験所 課長 鈴木 康弘
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